世界のビジネス成功事例~ケーススタディで学ぶ~

世界の有名・無名企業のビジネス成功事例をケーススタディで紹介します。 海外のメディアをソースとし、経営者である筆者の独自の視点を加えて説明しています。

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Case3: シェル(Shell)4 ~社内ステークホルダー(経営陣と社員)~

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経営陣は株主が納得した会社の経営戦略を実行する責任を負っている。
そして、その実行度合いを毎年株主に報告する義務がある。
この報告は年次株主総会で行われるのだが、会社の業績が悪い時などは完全な
修羅場と化す。

shareholder2.jpg

一昔前に流行った『物言う株主』として、村上さんなどがいたが、海外では
あんな人がウジャウジャ。
経営者としては恐ろしいが、資本主義社会において「誰が資本を出しているのか?」
を考えてみると、極めて正当な形だと言えよう。

もう一つ重要な社内ステークホルダーは社員だ。

シェルは10万人を超える社員を抱えている。
この中にはファイナンス、マーケティング、セールス、エネルギー等の専門家で、
国際的に活躍するマネージャー達も含まれる。
他には地質学者、マーケートリサーチ専門者、ITエンジニア、石油プラットフォームの
従事者、秘書やビジネスアナリスト等もいる。

ステークホルダーとして、社員はシェルの影響を受けているが、彼ら自身も当然
シェルの業績に影響している。
社員の普段の仕事や健康、そして安全、つまり仕事環境や待遇等が守られることは
エネルギー分野のリーダーとしてシェルを維持するために必要不可欠な要素である。

employee.jpg

また、社員は失敗を犯すことで会社のレピュテーションや他の社員の生活を脅かす
可能性を秘めている。
どんなに業績の良かった企業でも、社員の誰かがマイナスとなるニュースで報道
されたりしてはイメージダウンは避けられない。

ただ、経営陣が横流ししていた金をラスベガスで豪遊したり、あるはずのない金、
つまり簿外の金で損失をカバーしているよりは良いだろうが。

さて、シェルの優先事項(priority)は人を尊重することにあるようだ。
環境が良く安全な仕事環境を提供し、社員同士が競争関係に有るような環境を
提供することを目指している。
これは社員にとって安全でやる気を起こすために欠かせないと言えよう。

大きな会社ではこういった仕事環境の改善を目指している実際に取り組んでいる
会社も少なくないため、働きやすい環境が生まれやすいのかもしれない。

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  1. 2011/11/23(水) 18:00:00|
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Case3: シェル(Shell)3 ~社内ステークホルダーとは(株主の役割)~

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社内ステークホルダーとはシェルを表す集合体といってよく、彼らがどのように
機能しているかを周りから見られている。
つまり、周りからするとその会社自体を表現している存在と言えるかもしれない。

シェルにおける主要な社内ステークホルダー株主、社員、そしてサプライヤー
(供給者)だ。

シェルやSainsbury’s(イギリス資本の巨大スーパーマケット)、Virgin
(イギリス資本の総合ベンチャーキャピタル)やM&S(イギリス資本の小売)の
ような大きなビジネスは株主によって保持されている。

なんせソースがイギリスの新聞なので、例えがイギリスの事しか出てこないが
悪しからず。
要は大企業では、ってことです。

そこでは株主が非常に重要な、そして中核的な役割を担っている。

shareholder.jpg


彼らはビジネスを立ち上げ運営するのに必要な資本を提供し、見返りとして
ビジネスが上手くいっていれば配当(dividend)として得た利益の一部を受け取る。
もちろん、その額はどの程度株を持っているかによって変わる。

会社の構造はまさに資本主義社会をそのまま映し出しているのだ。
持つ者はさらに富み、持たざる者は貧しいまま。
悲しいかな。
だが、これもまた事実。

そして、株主は自分たちの意見を反映する経営陣を選び会社に指示を与える。
これは経営戦略(strategy)と呼ばれる長期プランを始めることだ。

続く

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  1. 2011/11/22(火) 18:00:00|
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Case3: シェル(Shell)2 ~世界の巨大石油企業シェル~

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shell_sign_restored.jpg


シェルは、実に世界の石油の2.5%、天然ガスの3%ものエネルギーを供給している
ことをご存知だろうか?

石油や天然ガスは有限資源でありいずれ枯渇してしまうものであるが、世界中の
電気ニーズには欠かせないものであり、需要は常に増加している。

シェルは一日に1,600万台の車が使用するガソリンとディーゼル、3,400万世帯が
利用する電力量をまかなうのに必要な天然ガスを世界中で供給・販売している。
まさに圧巻と言える。

shell-gas-station.jpg


しかし、世界の人口増加や生活基準の向上によってエネルギー使用量は増え続けている。
筆者が幼かった20年前には人口は50億人と言われていたのに、今や70億人に迫る勢いだ。
飢餓や疫病等、貧困や悪状況はあれど、人間は増え続けているのだ。

そして、これは石油や天然ガスだけでなく他のエネルギー源に対する需要の増加を意味している。
それゆえ、シェルは現在と未来のニーズに見合った難しい挑戦を環境の配慮と共に
最小限のインパクトでやれるように迫られている。

シェルは責任のある形でエネルギーを供給し全てのステークホルダー、顧客、そして投資家達に
効果的に供給出来ることを目指している。

シェルグループの目指すキーテーマは:

1,石油、天然ガス、化学及びその他関連ビジネスにおいて、『効果的な仕事で責任を持ちながら、
しっかりと採算の取れるビジネス』を目指す
2,進化する顧客のニーズと世界のエネルギーに対する需要の拡大に伴った発展に必要な
『次なるソース』を探すこと

このケーススタディではステークホルダーがこれらの狙いを達成することへの影響と
シェルがどのようにすべてのステークホルダーのニーズと向き合い、社会的、経済的、環境的な
インパクトをどのようにバランスを取っているのかを検証する。


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  1. 2011/11/21(月) 18:00:00|
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Case3: シェル(Shell)1 ~ステークホルダー間のバランス維持~

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今日から世界の巨大石油企業シェルの話をします。
テーマは"Balancing Stakeholder needs"、訳すと

『ニーズの違うステークホルダー間のバランスを上手に維持すること』です。

それではいきます。


皆さんは『ステークホルダー』という言葉をご存知だろうか?
ステークホルダー(stakeholder)とは、会社の行うビジネスの内容と、
そのビジネスへの影響に対して関心のあるあらゆる人間や組織のことを指す。

stakeholder.jpg

大きな組織になると、ステークホルダーと一口にいっても、それは様々な考えを
持ったグループの集まりとなる。
例えば、社員の様な社内にいるステークホルダーもいれば、政府の様に社外にいる
ステークホルダーもいる。

例えば小さなオーナー企業であれば、社長である夫が権限を握っている場合で
あっても、その実会社に出てこない妻が何かと旦那のやることに口を出して
いたりする場合もその奥さんはステークホルダーと呼べるだろう。
いや、奥様と呼ぶべきか。

女はどこの社会でも概ね強いのだ。

さて、組織としては、これらのグループのニーズと期待を明確にし、そのバランスを
保つことが重要となってくる。
コンフリクトを避け、ビジネスを確かなものにするために責任を明確にすることは
ビジネスを出来るだけ繁栄させオペレーションを保つためには欠かせない要素であろう。

これも分かりにくいので例えると、2世帯家族に暮らす夫で息子のYさんは、
一方では妻の要求を受け入れ、また一方では母の小言を聞いてあげる必要が
あるのだ。
どちらかに肩入れしてしまうと家族は崩壊。

nisetaikazoku.jpg


それと一緒で、企業も大変なのだ。

従って、ステークホルダーのニーズのバランスを保つことはシェル(Shell)の様な
大規模なエネルギー企業にとっては死活問題だ。
シェルは世界で最も巨大で最も利益を上げている多国籍企業の一つで、本社がオランダに
あるオランダ資本の企業だ。

続く

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  1. 2011/11/20(日) 18:00:00|
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プロフィール

アントレップ

Author:アントレップ
来てくれてありがとうございます。

現在、東京港区にて小さな会社を経営しています。

大学時代にアメリカで学び、卒業後外資系の証券会社で働いていた経験を活かして、海外のビジネスの成功例をご紹介したいと思い始めました。

仕事の合間に翻訳したりしながらですので、あまり高いクオリティを保てませんが、少しでも何かしたら情報を得て頂けれれば幸いです。

自分自身の勉強のためにもこのブログを出来る限り更新して行きたいと思っています。

面白い情報等あれば是非教えて下さい。

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